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- 2025.11.15
- 【楽天スーパーSALE】月商100万円の壁を突破せよ!EC担当者が今すぐやるべき10の施策
【楽天スーパーSALE】月商100万円の壁を突破せよ!EC担当者が今すぐやるべき10の施策
楽天市場に出店している多くの店舗様が、「月商100万円の壁」という言葉を意識されています。日々の運営はできているものの、もう一段階上のステージに進めない。そんな悩みを抱えるEC担当者様にとって、まもなく開催される「楽天スーパーSALE」は、この壁を突破するための最大のチャンスです。
しかし、スーパーSALEは強力なライバルも全力を尽くす「戦場」でもあります。準備不足のまま臨めば、広告費だけが溶けてしまい、期待した成果が得られません。
この記事では、月商100万円の壁に悩む店舗様が、楽天スーパーSALEで「勝つ」ために必要な具体的施策と、EC担当者が「今すぐやるべき10か条」を徹底解説します。
「やるべきことは分かった。でも、セール準備にかかるリソースが足りない…」
多くのEC担当者様が直面する課題です。スーパーSALEは、ページ制作、バナー作成、メルマガ配信、広告運用と、短期間に膨大なタスクが発生します。もしリソースに不安がある場合は、無理をせず外部の専門家の力を借りるのも賢明な戦略の一つです。
なぜスーパーSALEが「壁」を破るチャンスなのか?
テレビCMや大規模な広告によりイベント自体の認知度が高く、楽天市場全体へのアクセス数が飛躍的に増加し、「爆発的な集客力」と「新規顧客の獲得」そしてそれに伴う売上拡があるからです。
楽天スーパーSALEでは多くのユーザーが「ショップ買い回りキャンペーン」に参加し、楽天市場内を回遊する為、
普段よりもユーザー流入が多くなり3ヶ月に1度の「ポイント稼ぎ」のタイミングでもあるため、
「あと1店舗でポイント倍率がアップ!!」という心理が働き、通常時よりも購入決定率(CVR)が劇的に上がります。
この「お祭り」の波に乗り、新規顧客を一気に獲得し、既存顧客に「ついで買い」を促すことで、売上の桁を変えることが可能になるのです。
スーパーSALEで勝つための3大戦略
月商100万円規模の店舗様が取るべき戦略は、大規模店舗とは異なります。「一点豪華主義」ではなく、楽天のシステムをハックするような、賢い戦略が求められます。
戦略1:「買い回り」の徹底活用(1,000円ポッキリ商品の用意)
スーパーSALEの核となるのが「ショップ買い回り」です。お客様は1,000円(税込)以上の買い物をした店舗数に応じて、ポイント倍率が上がっていきます。
ここで重要なのが、「買い回りの店舗数を稼ぐため」の戦略的な商品を用意することです。
- 1,000円(税込)
- 送料無料(または送料込)
- 手頃で、買いやすい(お試しセット、消耗品、訳あり商品など、)
この「1,000円ポッキリ商品」は、利益を出すためではなく、「買い回り店舗数のカウント対象になるため」のフック商品です。これをきっかけに店舗を訪れたお客様が、他の高単価商品(本命商品)も一緒に買ってくれる「ついで買い」を狙います。
戦略2:「集客商品」と「収益商品」の二段構え
すべての商品を安くする必要はありません。戦略的に役割を分担させましょう。
- 集客商品(目玉商品): スーパーSALEサーチの限定価格を適用し、大幅な割引(10%〜50% OFFなど)を設定。これは赤字覚悟でも構いません。まずは店舗に来てもらうための「撒き餌」です。
- 収益商品(通常商品・高単価商品): 目玉商品に釣られて来店したお客様が、一緒に購入してくれる商品です。こちらは無理な値引きはせず、代わりに「店内全品ポイント5倍」や「3,000円以上で使える100円OFFクーポン」などで、合わせ買いを促進します。
月商100万円の壁を越えるには、客単価アップが不可欠です。目玉商品だけで終わらせず、いかにして収益商品まで誘導するかが勝負の分かれ目です。
戦略3:クーポンの「まとめ買い松竹梅」設計
楽天のユーザーは「クーポン」が大好きです。クーポンを制するものがセールを制します。
重要なのは、お客様が「こんなに安くなった!」と興奮するような体験を設計することです。
<クーポンの設計例>
- スタートダッシュクーポン(セール開始2時間限定): 店内全品10%OFFなど、最もお得なクーポンで初動の売上を最大化します。
- 価格帯別クーポン(セール期間中常設): 「5,000円以上で300円OFF」「10,000円以上で1,000円OFF」など、客単価アップを狙う階段式のクーポン。
- リピーター様限定クーポン: メルマガなどで配布し、優良顧客の囲い込みを図ります。
これらのクーポンが、セールの割引価格と「併用可能」になっていることが重要です。設定を確認し、お得感を最大化しましょう。
【EC担当者必見】スーパーSALEで勝つための「今すぐやるべき10か条」
戦略が決まったら、あとは実行あるのみです。以下の10項目をチェックリストとして、今すぐ準備を始めてください。
第1条:スーパーSALE(SS)申請と目玉商品の設定
まずはRMSからスーパーSALEの参加申請を済ませます。そして、最も重要な「目玉商品」を選定し、「SSサーチ対象」となるよう割引価格(通常価格から10%以上OFFなど、ガイドライン準拠)を申請・設定します。これがセールの入場券です。
第2条:「買い回り」対策の1,000円(税込・送料無料)商品を準備する
前述の戦略1です。既存の商品で調整するか、この機会に専用の「お試しセット」を開発します。これが無いと、買い回り目的のお客様をすべて逃すことになります。
第3条:クーポン(回遊対策・客単価UP)をRMSで発行する
戦略2・3で計画したクーポンを発行します。特に「スタートダッシュクーポン」は、お客様の「お気に入り」登録を促進する重要なフックです。セールの1週間前には発行し、ページ上で告知を開始しましょう。
第4条:トップページの「お祭り感」を演出する
セールのバナーが貼られていない店舗は、お客様から「この店、やる気あるのかな?」と見なされます。楽天が配布する共通バナーや、自店舗専用のセールバナーを作成し、トップページを「お祭り会場」に変えましょう。回遊導線の整備も必須です。
第5条:商品画像1枚目を「セール仕様」に変更する
お客様が商品を探す際、最初に見るのは「検索結果の画像(商品画像1枚目)」です。「スーパーSALE価格」「50%OFF」「ポイント10倍」といった情報を、既存の画像にアイコンとして設置するだけで、クリック率は劇的に改善します。
第6条:メルマガ(R-Mail)の配信シナリオを組む
セールで勝つ店舗は、メルマガ配信が非常に巧みです。最低でも以下の4通は予約配信しましょう。
1. セール予告(3日〜1日前): 目玉商品とクーポンを告知し、「お気に入り登録」を促す。
2. セール開始直後(開始0分): スタートダッシュクーポンの利用を促す。
3. セール中盤(中間日): 売れ筋ランキングや「買い忘れていませんか?」のリマインド。
4. セール最終日(ラスト5時間): 「まもなく終了!」と最後の駆け込み需要を刈り取る。
第7条:RPP広告(検索連動型広告)の予算と単価を見直す
セール期間中は、トラフィックが激増すると同時に、広告単価(CPC)も高騰します。普段と同じ予算では、セールの前半で広告が停止してしまいます。日次予算を通常の3倍〜5倍に増額し、主要キーワードの単価も強気に設定し直しましょう。ここでの広告費は「投資」です。
第8条:在庫数の最終確認と調整
一番の機会損失は、セールの途中で「目玉商品が売り切れる」ことです。特にスタートダッシュで売上が集中することを想定し、在庫は十分か、隠していた在庫をRMSに戻せるかを確認します。万が一の際の「納期(予約販売)」設定も検討しましょう。
第9条:物流(出荷)シミュレーション
月商100万円の壁を超えるということは、受注件数が今までの数倍になるということです。梱包資材は足りるか? 出荷スタッフのシフトは万全か? 当日の出荷フローは確立できているか? 売れた後の「発送遅延」は、致命的なクレームと低評価レビューに繋がります。
第10条:アフターフォロー(サンキュークーポン)の準備
セールで獲得した「新規顧客」を、いかにリピーターにするかが、セール後の売上を安定させる鍵です。商品に同梱するサンキューレターや、発送完了メールで送る「次回使える限定クーポン」を準備し、LTV(顧客生涯価値)を高める施策を打ちましょう。
セールの準備、「リソース不足」で諦めていませんか?
ここまで「10か条」をご紹介しましたが、これらすべてをEC担当者様が一人で、または少数精鋭で実行するのは簡単なことではありません。
「バナーを作る時間がない」「メルマガまで手が回らない」「そもそも戦略を考える余裕がない」
そんな時は、EC運営のプロに任せる「デザイン制作・運営代行」が大きな力になります。楽天市場での1,000店舗以上のサポート実績を持つ私たち(マダインターナショナル)は、まさに「受注・発送以外の制作・更新業務」をすべて代行するサポートチームです。
担当者様は「商品の企画」や「お客様対応」といったコア業務に集中し、面倒なページ制作やセール準備は私たちにお任せください。
まとめ:準備が9割。スーパーセールで「壁」を突き破ろう
楽天スーパーセールは、受動的に待っているだけでは何も起こりません。しかし、楽天の「仕組み」を理解し、お客様の「買い物心理」を先読みし、緻密な準備を積み重ねた店舗だけが、爆発的な売上を達成できます。
月商100万円の壁は、決して超えられない壁ではありません。今回ご紹介した「10か条」を一つずつ実行し、万全の体制でスーパーセールに臨みましょう。このセールが、あなたの店舗の「転換点」となることを願っています。